神奈川県横浜市、東京、関東圏内で、業務用救命講習のアメリカ心臓協会(AHA)公式ハートセイバーCPR AEDコースG2015を開催、米国連邦労務省職業安全衛生局OSHA公認資格を発行しています。学校教職員、保育士、キャビンアテンダント、警備員、スポーツインストラクター向け。1人1体のマネキンで新型コロナウイルス対策も。
【業務用 市民救命法 資格認証コース】
ハートセイバーCPR AED(Heatsaver® CPR AED)コースは、米国発祥の世界初の市民向けAED講習として知られ、5年毎の改定を加えながら、今も世界中の市民救命講習の標準モデルとなっています。
医療従事者以外の【職業人】を主な対象とし、注意義務の課される業務対応レベルで、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、人工呼吸、AED操作、窒息解除法を、映像教材と実技トレーニングで身につけます。
BLS 横浜の ハートセイバー CPR AED コースの特徴 1.テキスト代込み、ポケットマスク購入不要 |
学校教職員や保育士、スポーツインストラクター、客室乗務員(CA)、旅行添乗員、警備員など、業務の一環として応急救護に当たることが求められる職業人向けの業務用救命講習です。
感染防護水準や練習量、CPRの質の管理など、一般市民向け救命講習に比べてややハイエンドな内容となっています。
実技試験に合格すると、蘇生科学の世界最大組織である アメリカ心臓協会 American Heart Association より、英文修了証(CPR / AED Certificate)が発行されます。
アメリカ合衆国連邦職業安全衛生局(OSHA)公認資格で、米国内の労働基準に合致するほか、国際的に認知される最も効力範囲の広い救命資格といえます。
NSCA/NESTAパーソナルトレーナー、スポーツ指導員、ヨガインストラクターなどの資格取得時に求められる Adult CPR AED ステイタスに該当します。
※心肺蘇生法以外の応急手当(ファーストエイド)を学ぶ ハートセイバー・ファーストエイドコースについては別ページ でご紹介しています。
仕事の一環として救命処置を行なう場合、口対口人工呼吸法は現実的ではありません。
相手は顧客であったり、見ず知らずの人。フェイスシールドを使用しても、唾液などの体液接触による B型/C型肝炎 や 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患リスクが否定できないからです。
呼気吹き込み式人工呼吸を行う以上、病気への感染リスクをゼロにはできませんが、ハートセイバーCPR AEDコースでは、空港などでも配備が進んでいる ポケットマスク(フェイスマスク) を使った人工呼吸法を練習します。
医療機器承認を受けた感染防護具ポケットマスク
フェイスシールドとは異なり、医療機器として承認されている感染防護具です。衛生的にも心理的にも実行可能な人工呼吸法を習得します。
「愛と勇気を振り絞って」ではなく、業務として無理なく淡々とこなせるようになることを目指します。
練習・実技試験時は、講習会場内での感染リスクを考え、呼気吹き込みではなく、バッグによる送気によりポケットマスク練習を行う場合があります。
ハートセイバーCPR AEDコースは、救助対象が 成人・小児・乳児 とモジュール化されており、下記の組み合わせで開催できます。
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大人と子どもでは心停止の主たる原因が異なりますので、人工呼吸やAEDの優先度が違ってきます。乳児編・小児編を含んで開催する場合は、その違いをきちんと理解した上で行動できることを目指します。
小児編、乳児編では、それぞれの専用マネキンを用いて、訓練を行います。
子どもの蘇生と人工呼吸の位置づけについては、人工呼吸の重要性 をご参照ください。(新型コロナウイルス感染症懸念についても解説しています)
小学校教職員には、【成人+小児】編、保育士には【成人+小児+乳児】編をお勧めします。
※公募コースの場合、募集ごとの開催パターンにご注意ください。依頼講習はご希望に応じます。
コースは動画教材に沿って進められます。
CGによる救命のメカニズムの解説や、現場をイメージさせる状況映像など、受講者を飽きさせません。また画面上のデモンストレーションに合わせて実技を行う「見ながら練習」(practice while watching)により、世界で統一された正しい技術を身につけます。
DVD教材で蘇生の仕組み、方法を学びます
日本で開講されている市民向けの心肺蘇生/救命講習のほとんどは、「善意の救護」であり、責任を伴う業務レベルのものではありません。
「善意の蘇生」と「業務としての蘇生」― 実はこれは大きな違いです。
たまたまその場に居合わせた第三者(バイスタンダーと言います)であれば、見よう見まねのたとえ間違った手技であっても法的責任を問われることはありません。
しかし業務対応としての救護であれば法的に注意義務が発生し、その行動には一定の水準と責任が求められます。
どちらも命に関わる行為ではありますが、その性質はまったく異なるという点は認識しておく必要があります。
義務・業務の一部として蘇生技術を学ぶ必要がある人が、善意の行為を前提とした一般市民向け講習で学ぶのは適切とはいえません。
アメリカでは、学校教職員や警備員、スポーツトレーナーなどに、法定研修として心肺蘇生法講習の受講と2年毎の資格更新が義務付けられています。
ハートセイバーCPR AEDコースは、この資格取得のための米国法定講習であり、アメリカにおいては一般市民向けの普及啓蒙のための講習ではありません。
日本は米国とは違って、非医療者の救命講習を一般普及用と業務用に区分する文化はありません。
しかし「一定の頻度で心停止対応することが期待・想定される非医療従事者」がAEDを使う場合は医師法に抵触することになるため、一般講習とは別の一定頻度者向け講習(実技試験・筆記試験などの要件があります)を受講することが求められています。
BLS横浜では、この一定頻度者講習の要件を満たすよう、オプションである筆記試験を含めてハートセイバーコースを開催しています。
参考:『AED使用と法律:一定頻度者とは』
コース名 | Heatsaver CPR AEDコース (AHAガイドライン2020) |
内容 | 成人に一人で行なう心肺蘇生法、AEDの使い方、ポケットマスク(フェイスマスク)による人工呼吸法、気道異物による窒息への対処法 (オプションとして、小児・乳児へのCPR・気道異物除去法) |
受講資格 | どなたでも受講できます(年齢制限はありません) |
受講対象 | 1.緊急時に対応義務がある職種・立場の方 2.AED使用に関する技能証明が必要な方 3.より高度な蘇生技術を身につけたい方
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コースの特徴 | AHAガイドライン2020に基づいた対応義務のある市民救助者向け心肺蘇生法講習です。業務としての救命に主眼をおいているため、口対口人工呼吸だけではなく、ポケットマスク(フェイスマスク)を使った、より安全で効果的な人工呼吸法を標準としてトレーニングを行ないます。 |
受講料 | 標準価格 12,000円+消費税 (成人コースのみの場合) 標準価格 15,000円+消費税 (成人/小児/乳児のフルコースの場合) |
テキスト | 英語版テキスト代が受講料に含まれています。受講要件は満たしていますので、電子ブック日本語版 の別途購入は任意です。 |
コース時間 | 約2.5時間(成人のみの場合)/約4.5時間(小児・乳児を含むフルコース) | テスト | 実技試験の他、任意設定となっている筆記試験(10-25問4択)を実施しています(日本国内のAED違法性阻却事由の一定頻度者講習の要件を満たすため) |
修了証 | 電子認証 eCard (2年間有効) |
AHA蘇生ガイドライン2020の教材改定により、書籍としての日本語テキストは廃止されました。電子書籍のみが日本語化されています。
「HS FA CPR AED 受講者用ワークブック 電子書籍 2020(日本語版)」(4,070円)
AHA規約上、上記の電子書籍を購入いただかないと本コースを受講いただけないのですが、独自プラットフォームを使用しており、使い勝手が悪く、講習中の参照資料としてはほぼ使えません。
またスマートフォン画面で読むには可読性が悪く、画面の大きなタブレット端末でないと実用性がありません。
そこでBLS横浜では、紙媒体の書籍として販売されている英語版テキストを受講料に内包し、オリジナルの日本語補助資料を併用して開催いたします。
上記の電子書籍の購入は任意とします。受講料のみで、追加料金負担なくハートセイバーCPR AEDコースを受講いただけます。
BLS横浜では独自制度として、2年間の資格有効期限内であれば何度でも 無料で再受講 いただける復習参加特典を設けています。
心肺蘇生技術は体で覚える運動スキルです。スポーツのトレーニングと同じで定期的な継続練習が重要です。
会場のスペースと練習用マネキンの数が許す限り、受講者と同じように1人1体のマネキンを使って講習に無料でご参加いただけます。
申込みフォームから、通常の受講と同様にお申し込みいただき、コメント欄に「復習参加」と明記し、お手元のプロバイダーカードの受講日(カード発行日)も併せて記載ください。