医療従事者・救命のプロのためのBLSプロバイダーコース(アメリカ心臓協会AHA公式)を、神奈川県横浜市で開催しています。米国ハワイ州の純正アメリカ資格を発行、受講者4名以上で日本全国への出張講習にも対応しています。
医師、看護師、救急救命士などを含めた【業務レベル】での心肺蘇生法(一次救命処置)を1日で習得します。
小児・乳児の救命処置 PBLS も標準で含む、日本で唯一のフルサイズのプロ向け救命講習です。
医療従事者水準の講習ですが、医行為は含みません。心肺蘇生法を深く学びたい方であれば、どなたでもご参加いただけます。
BLS横浜 BLSプロバイダーコースの特徴
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受講者 4-6名 の少人数で開催しています。BLS横浜の感染対策と開催中止判断については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う衛生管理と運営方針 をご覧ください。
医師、看護師、救急救命士、理学療法士、臨床検査技師、診療放射線技師などの医療従事者、また救助・救命が業務となっているヘルスケア・プロフェッショナルのための一次救命処置(Basic Life Support)研修プログラムです。
病院などで働く医療従事者の他、救急隊員、ツアーナース、養護教諭、救護所スタッフ、民間救急のようなプレホスピタル(病院前)での対応が求められる専門職も受講対象となっています。
二次救命処置 ACLS につながるチーム蘇生トレーニングが含まれるなど、医療色が濃い内容とはなっていますが、受講に際して医療従事者免許は必要ありません。
チーム連携を含めた高度な一次救命処置(心肺蘇生法)を学ぶ必要がある方であれば、どなたでもBLSプロバイダーコースを受講いただけます。
BLSプロバイダーコースを修了すると、アメリカ心臓協会(AHA)から英文のBLSプロバイダー資格証 BLS Provider Card が発行されます。
心肺蘇生(一次救命処置)に関して、世界でもっとも知られた医療従事者レベルの CPR 技術認定証です。
近年は国際医療機能評価 JCI(Joint Commission International)認証取得のため、病院単位で医療スタッフに AHA-BLS 資格を取らせるところも増えてきました。
循環器専門医、麻酔科専門医の認定審査にも、AHA の ACLS/BLS 資格を基礎要件としており、日本国内でも公的評価の高い資格と言えます。
BLS横浜は、米国最大のEMS(救急車/救急ヘリ運行サービス)である American Medical Response Hawaii との提携でAHA講習を開催しています。
BLS横浜でAHAコースを受講いただくと、日本国内 ITC ではなく、アメリカのハワイ州からの資格発行となります。
資格を証明するBLSプロバイダーカードは、2020年1月以後、eCard と呼ばれる電子認証システムに切り替わりました。
合格後は、専用の資格証明ホームページが作られ、その画面表示で資格と有効期限が確認できます。印刷物としての資格証明が必要な方は PDF ファイルをダウンロードして各自で印刷頂く形となります。
詳細は、eCard解説ページ を御覧ください。
▲eCard は各自でこのような形で印刷可能です
AHA ECCプログラムでは、受講者1名ごとに公式テキストをご用意いただくことが受講条件として定められています。
受講料にテキスト代は含んでいませんので、医学書を扱う書店やネット書店、AHA教材国内代理店などより各自で事前にご購入ください。
BLSプロバイダーマニュアル 2020(書籍版)
タブレット端末やパソコン画面で読む 電子書籍版 もリリースされています。
電子版での受講も可能ですが、ページ繰りに難があり、講習中に参照するには向きませんので、できるだけ紙媒体の書籍版をご準備されることをおすすめします。
またAHA独自プラットフォームを使用しており、印刷やコピーはできませんのでご注意ください。
受講が決まったら、早めにテキストを入手し、事前にご一読をお願いします。
医療従事者であっても、日本の教育課程の中では小児の蘇生はほとんど教えられていない現状があります。ぜひ、小児と成人の蘇生の違いとその理由を考えながらお読みいただければと思います。
医療者従事者以外の方は、市民向け蘇生手順との違いに注意しながら、お読みください。
BLSプロバイダーコースの最後に、25問4択式の筆記試験があります。84%以上(21問以上)の正解で合格となります。筆記試験は、テキストの他、参考資料の持ち込みが可能です。
医療器具であるポケットマスク(フェイスマスク)を使った口対マスク人工呼吸法も含まれます。BLS横浜では洗浄・消毒済み(セミクリティカル水準)のものをお貸ししていますので、購入の必要はありません。
昨今の COVID-19 蔓延を鑑み、人工呼吸はバッグマスクを中心に練習しています。
COVID-19 患者への BLS / ACLS アルゴリズムが発表されました | |
2020年4月9日に、アメリカ心臓協会から新型コロナウイルス感染症疑いor確定した患者への救命処置について指針が出されました。 BLS、ACLSそれぞれのアルゴリズムにも変更が加えられています。【詳細はこちら】 |
コース名 | AHA BLSプロバイダーコース IFP/PHP AHA ガイドライン2020 日本語正式版 |
コース内容 | 成人・小児・乳児の心肺蘇生法(一人法/二人法)、AEDの使い方、ポケットマスク、バッグバルブマスクの使い方、成人・小児・乳児の窒息への対処法、補助呼吸、挿管時のCPR、オピオイド過量に対するナロキソン投与を含めたプロトコル [日常的に蘇生行為を行なう人向けの高度な内容です] |
受講資格 | どなたでも受講できます(概ね中学生以上) |
受講対象 |
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コースの特徴 | 動画教材を用いてリアルなBLS対応現場をイメージしつつ、映像に合わせて実技練習を行っていきます。 |
受講料 | ¥18,000(税抜:国内標準価格) |
テキスト | BLSプロバイダーマニュアルを必ずひとり一冊ご用意下さい。 BLSプロバイダーマニュアル 2020 |
必要なもの | テキスト、筆記用具 (ポケットマスク は消毒済みのものをお貸ししています) |
コース時間 | 約6時間 |
筆記試験 | 25問4択式 21問以上正解で合格となります。テキスト・資料持ち込み可。 |
実技試験 | 成人への一人法CPR+AED、乳児への二人法CPRとBVM換気 |
修了証 | コースの全過程に参加して、筆記試験と実技試験に合格すると英文による修了証/BLS Providerカード(eCard)が発行されます。 |
修了証の期限 | 2年間有効 |
BLS横浜では独自のアフターサービスとして 無料のBLS復習参加(再受講) をご案内しています。
BLS横浜でBLSプロバイダーコースを受講いただいた方は、修了証の有効期限内であれば何度でも講習に無料でご参加いただけます。会場のスペースと練習用マネキンの数が許す限り、受講者と同じようにひとり1体のマネキンを使って講習に参加していただけます。
申込みフォームから、通常の受講と同様にお申し込みいただき、コメント欄に「復習参加」と明記し、お手元のプロバイダーカードの受講日(カード発行日)も併せて記載ください。