アメリカ心臓協会AHAのフルサイズの急変対応標準化コースのPALSプロバイダーコースG2020を神奈川県横浜市内で看護師・救急救命士向けに開催しています
AHAガイドライン2020 日本語版
Pediatric Advanced Life Support Provider
小児二次救命処置
12月12日(木)-13日(金) |
徒歩5分 |
PALSプロバイダーコースは、小児の生命危機と心停止対応を学ぶ急変対応フルコースです。
概念としてPALSは、ACLSの小児版という枠にはとどまらないスケールで展開されます。
日頃、小児と関わることがない医療者にとっても、人間の生命危機を学ぶ上では、ACLSの先の一歩として学ぶのに価値のあるプログラムです。
生命危機対応を一連の流れで考えたとき、これらのすべてを内包したのが PALS です。
子どもの心停止の原因は大人とは異なります。Cardiovascular(心血管)由来のものだけではなく、呼吸不全やショックに由来するものが多いとされています。呼吸障害やショックは突発的なものではなく、心停止に陥る前に兆候に気づけば予防可能です。
そのため、アメリカ小児科学会と共同し、呼吸障害とショックの初期対応も含めた、心臓系に偏らない 総合急変対応 プログラムとして開発されたのがAHA-PALSプロバイダーコースです。
PALSでは、ACLSプロバイダーコースで学ぶ心停止ケースと頻拍性不整脈、徐脈性不整脈に加えて、呼吸障害4タイプ、循環障害(ショック)4タイプの判定と安定化、二次評価ならびに診断的評価と治療までを2日間で学びます。
PALSプロバイダーコースには PEARS® の概念も含みますが、酸素投与やボーラス輸液で安定化させた後の二次治療の側面に重きを置いたのが PALS と言えます。
PEARS® の上位概念が PALS と言って間違いはありませんが、PALS を受講すれば PEARS® の内容をカバーできるかというと、そういうわけでもありません。
PALS では、認知能力のトレーニングは含まれておらず、陥没呼吸、シーソー呼吸、呻吟、喘鳴、聴診音などの解説や映像教材による提示はありません。体系的アプローチや奇異呼吸の認知は当然できるものとして進められます。
そのため、臨床的に小児の生命危機の観察に習熟されている方以外は、まずは PEARS®プロバイダーコース の受講をお勧めします。
また、内容的にかなりのボリュームがあるため、ACLSプロバイダーコースの受講経験があると、よりPALS領域のことに集中して学べるはずです。
PALSピンバッヂの取り扱い変更のお知らせ 米国代理店がAHA関連商品の日本への輸出を停止したため、BLS横浜ではAHAピンバッヂ類の一般販売サービスを中止いたしました。 BLS横浜でPALS受講の皆様に関しましては、希望者のみ 1,500円 で頒布する形に変更いたしますが、在庫限りとなる点をご了承ください。(2021年9月28日) |
コース名 | PALS Provider Course (AHAガイドライン2020日本語版) |
受講資格 | 二次救命処置に携わる医療従事者(医師、看護師、救急救命士) |
受講要件 | 1.小児・乳児へのCPR+AEDができること 2.モニター心電図の判読できること 3.蘇生に使う薬剤の知識があること 4.ショックと呼吸障害の病態を理解していること |
受講料 | ¥42,300(日本国内標準価格) |
テキスト |
必ずひとり一冊ご用意下さい。 PALSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020 準拠 |
必要なもの | テキスト、筆記用具 (ポケットマスクは消毒済みのものをお貸ししています) |
コース時間 | 約16時間(2日間) |
筆記試験 | 50問4択式 42問以上正解で合格となります。テキスト・資料持ち込み可。試験問題は日本語です。 |
実技試験 | 小児へのCPR+AED、乳児へのCPR(1人法/2人法)、PALSコアケース1(心臓系)、PALSコアケース2(呼吸/ショック) |
修了証(カード) | コースの全過程に参加して、筆記試験と実技試験に合格すると英文修了証/ PALS Provider 資格が発行されます。(電子認証 eCard での発行となります) |
修了証の期限 | 2年間有効 |