市民向け血液感染対策講習:アメリカ心臓協会公式 血液媒介感染病原体(BBP)講習を日本国内で開講している唯一のAHAトレーニングサイトです
AHA Heartsaver Bloodborne Pathogens Course
市民向け血液感染対策講習 【米国労働安全衛生局OSHA公認】
9月8日(日) |
血液媒介により感染する可能性がある病原体(Bloodborne Pathogens:BBP)の正しい知識と、血液感染対策の基本を学ぶコースです。
血液は、B型/C型肝炎ウィルスや HIV など病気を媒介する可能性のある危険なものです。
危険ではありますが、闇雲に畏れるのではなく、正しい知識をもって接すれば、恐ろしいものではありません。
まずは、防護 (protect) すること。そしていざ血液に触れてしまった場合は、すばやく行動 (act) し、感染が成立する可能性を低減させる方法を知ることが重要です。
さらに、他の人へ危険が及ばないよう正しい手順で掃除 (clean)をし、感染性廃棄物を処理することによって、他の人たちを守り、病原体が拡散するリスクを減らすことができます。
最後に、不幸にも、血液被曝した場合には、その後の検査や治療、労災認定を受けるために、正しく報告 (tell)することも重要です。
こうした感染対策の基礎を、市民向けにわかりやすく1〜2時間で学びます。
アメリカ合衆国では、職業上、血液や体液に触れる可能性がある人に対しては、血液媒介病原体に関する職業研修を1年に1回受講することが義務付けられています。
医療従事者以外でも、人間の血液に触れる可能性がある職種はいろいろあります。
理容師、養護教諭、保育士、介護福祉職、検査機関・研究機関の従業員、鍼灸師、歯科助手、清掃員、警察官、消防隊員、スポーツトレーナー、タトゥーアーティスト、アートメイク施術者など。
本コースは、アメリカ国内では、医療従事者を対象としたものではありません。血液に触れる可能性のある職業に就く一般市民の立場の職業人に義務づけられた法定講習です。
日本では医療者以外に感染対策を指導するという場面はほとんどないため、市民向けの血液感染対策教育という点でも大変希少なコースです。
ボランティア等で、応急救護にあたる人への血液感染が問題になる場合もあります。2008年6月に東京・秋葉原で発生した通り魔事件で、善意の救助者にB型肝炎感染の可能性が報道されたのを覚えている方もいるかもしれません。
また近年では、テロ対策を意識した軍用止血帯(ターニケット)を市民向け救急法に組み込む機運が強まってきています。
人々の負傷に対して積極的に介入しようとする意志があるファーストエイド・プロバイダーにとっては、血液感染の正しい知識を持つことは、自分の身の安全を守るという大前提の上でも極めて重要なことです。
はからずとも他人の血液に触れる可能性があるすべての方に受講いただきたい内容です。
職業人としての自分自身と、そして交差感染から家族や大切な人を守るために必要な知識として血液媒介病原体対策を身につけてください。
※主に講義ならびにディスカッションで理解を深めます。
※ハートセイバーCPR AEDコースのようなトレーニングセンターから発行される英字名が印字された修了カードはありません。
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Heartsaver Bloodborne Pathogens Student Workbook(英語版のみ) 本テキストの日本国内での取り扱いはありません。受講に当たっては、受講料に込みで主催者側で用意します。通常、オリジナルの日本語補助資料を併用して講習展開します。 |