AHAハートセイバー血液媒介(感染性)病原体コース(HS-BBP):医療従事者以外の職業人向け血液感染対策セミナー

ハートセイバー血液媒介病原体コース

AHA Heartsaver Bloodborne Pathogens Course
市民向け血液感染対策講習 【米国労働安全衛生局OSHA公認】



HS 血液媒介病原体コース 講習開催予定

開催日
場所
時間
募集状況
2024年
9月8日(日)
横浜駅徒歩5分
17:00-19:00
締め切り



血液感染・衛生管理を正しく知るために

血液媒介により感染する可能性がある病原体(Bloodborne Pathogens:BBP)の正しい知識と、血液感染対策の基本を学ぶコースです。

血液は、B型/C型肝炎ウィルスや HIV など病気を媒介する可能性のある危険なものです。

危険ではありますが、闇雲に畏れるのではなく、正しい知識をもって接すれば、恐ろしいものではありません。

まずは、防護 (protect) すること。そしていざ血液に触れてしまった場合は、すばやく行動 (act) し、感染が成立する可能性を低減させる方法を知ることが重要です。

さらに、他の人へ危険が及ばないよう正しい手順で掃除 (clean)をし、感染性廃棄物を処理することによって、他の人たちを守り、病原体が拡散するリスクを減らすことができます。

最後に、不幸にも、血液被曝した場合には、その後の検査や治療、労災認定を受けるために、正しく報告 (tell)することも重要です。


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こうした感染対策の基礎を、市民向けにわかりやすく1〜2時間で学びます。



「市民向け」血液感染対策 法定講座

アメリカ合衆国では、職業上、血液や体液に触れる可能性がある人に対しては、血液媒介病原体に関する職業研修を1年に1回受講することが義務付けられています。

医療従事者以外でも、人間の血液に触れる可能性がある職種はいろいろあります。


理容師、養護教諭、保育士、介護福祉職、検査機関・研究機関の従業員、鍼灸師、歯科助手、清掃員、警察官、消防隊員、スポーツトレーナー、タトゥーアーティスト、アートメイク施術者など。


本コースは、アメリカ国内では、医療従事者を対象としたものではありません。血液に触れる可能性のある職業に就く一般市民の立場の職業人に義務づけられた法定講習です。

日本では医療者以外に感染対策を指導するという場面はほとんどないため、市民向けの血液感染対策教育という点でも大変希少なコースです。



応急救護/ファーストエイド・プロバイダーにも

ボランティア等で、応急救護にあたる人への血液感染が問題になる場合もあります。2008年6月に東京・秋葉原で発生した通り魔事件で、善意の救助者にB型肝炎感染の可能性が報道されたのを覚えている方もいるかもしれません。

また近年では、テロ対策を意識した軍用止血帯(ターニケット)を市民向け救急法に組み込む機運が強まってきています。

人々の負傷に対して積極的に介入しようとする意志があるファーストエイド・プロバイダーにとっては、血液感染の正しい知識を持つことは、自分の身の安全を守るという大前提の上でも極めて重要なことです。

はからずとも他人の血液に触れる可能性があるすべての方に受講いただきたい内容です。

職業人としての自分自身と、そして交差感染から家族や大切な人を守るために必要な知識として血液媒介病原体対策を身につけてください。




ハートセイバー血液媒介病原体コースの講習内容

  • 血液媒介病原体とはなにか?
  • 病原体の進入経路
  • 感染とはなにか?
  • 予防と個人用感染防護具(PPE)
  • 正しい手洗い方法と防護手袋の廃棄方法
  • 血液被曝したときの対応
  • 正しい掃除の仕方
  • 血液曝露後の報告

※主に講義ならびにディスカッションで理解を深めます。

※ハートセイバーCPR AEDコースのようなトレーニングセンターから発行される英字名が印字された修了カードはありません。




テキスト

ハートセイバー血液感染病原体(血液媒介病原体)コース受講者テキスト

Heartsaver Bloodborne Pathogens Student Workbook(英語版のみ)

本テキストの日本国内での取り扱いはありません。受講に当たっては、受講料に込みで主催者側で用意します。通常、オリジナルの日本語補助資料を併用して講習展開します。


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