神奈川県横浜市で、重症アレルギー反応(アナフィラキシー)時に使うエピペン®講習ならびに子どもへの心肺蘇生法(小児BLS)研修を企画・開催しています。幼稚園、保育園等の児童施設への出張講習にも好評いただいています。
子どもの心肺蘇生法と、命に関わる重症アレルギー反応に使用するアドレナリン自己注射器、エピペン®を用いた救命処置を学ぶ BLS横浜オリジナル 研修プログラム です。
どちらも一般市民向けではなく、業務用としてのクォリティで開催します。親御さん向けというよりは、保育士、小学校教職員、養護教諭、放課後児童クラブ職員のような救護責務がある人に特化した内容となっています。
BLS横浜の感染対策と開催中止判断については、新型コロナウィルス感染拡大に伴う衛生管理と運営方針 をご覧ください。
保育所職員、学校教職員等には、エピペン®研修を受ける機会は増えていますが、心肺蘇生法と組み合わせたトレーニングはあまり行われていないようです。
エピペン®注射をしなければいけない状況は、心停止の一歩手前の 生命危機状態 です。注射をすれば万事OKというものではありません。
注射をした後も、救急隊に引き継ぐまで、状態変化の観察を続け、最悪の場合は、速やかに心肺蘇生法に移行する心構えが必要です。
本セミナーでは、エピペン®注射の仕方だけではなく、小児救急の観察の視点、また子どもへの心肺蘇生法(人工呼吸、胸骨圧迫、AED)までを一貫した流れとして扱い、併せて保育園や幼稚園、小学校などの施設内での職員連携、チームワークについてもシミュレーションを通して実行力を高めていきます。
エピペン®講習、心肺蘇生法講習単体での視点とは別に、ファーストエイドとして子どもの緊急事態を捉え、対処する考え方を身に着けます。
日本のJRC蘇生ガイドラインでは、学校教職員や子どもの保護者には、市民向け一般蘇生講習ではなく、小児一次救命処置(PBLS)の習得が推奨されています。
子どもの心肺蘇生では、AEDだけではなく人工呼吸も極めて重要とされています。
本講習では、小児マネキンを用いて、人工呼吸の重要性にフォーカスした救命法を習得します。
1.アレルギー反応の仕組みとアドレナリンの作用機序
2.エピペン®注射の実際(自分に打つ、人に打つ、子どもに打つ、場合)
3.エピペン®注射に関わるノンテクニカル・スキル
4.注射後の観察・評価
5.小児一次救命処置(PBLS)・・・1歳〜思春期までの子どもの蘇生法とAED
6.人工呼吸法・・・ポケットマスク(バッグバルブマスク)
7.心肺蘇生法における連携
8.エピペン®注射の法的根拠
本セミナーは、製薬会社や、エピペン®処方医による正式な講習ではありません。心肺蘇生法パートも含めて修了証等の発行はありませんのでご了承ください。
BLS横浜のエピペン講習に関する取り組みは下記ブログ記事をご参照ください。