神奈川県横浜市内で、心肺蘇生法(BLS/CPR)指導者育成を行っています
参加申し込みフォーム
2023年 11月13日(月)
18:30〜20:00
締め切りました
会場:かながわ県民センター
(横浜駅より徒歩5分)
※ 同日、10:00-17:00 救命のプロのための BLSプロバイダーコース も同時募集中です。実技も含めて学びたい方はこちらもどうぞ。
ネットにはびこるウソと間違いだらけの救命情報。
特にAEDに関してはひどい状況です。聞きかじりの情報に勝手な解釈と勘違いを加えて拡散されていき、ウソとデマまじりの収拾がつかない状態になっています。
救命法を正しく伝える立場の心肺蘇生法指導員さえも、間違った情報を拡散している現実も見受けられます。
誰もが悪意がないだけに、問題は深刻です。
そこで、救命法の原理原則まで立ち返って考え、心肺蘇生法とAEDについてきちんと理解しましょう、という趣旨の90分の勉強会を企画しました。
※日頃、BLSプロバイダーコースや小児BLS講習の中でお話させていただいているピットフォールをまとめた内容となります。弊会でのBLS系講習に参加くださった方にとっては既知の内容となりますので、一人でも多くの方がご参加いただけるように、参加をご遠慮いただけますようお願いいたします。
内容(予定)
※レクチャーとディスカッションによる座学です。マネキンを使った実習はありません。
例えば、救命講習では、次のように教わることがあります。
「感染の危険があるから、人工呼吸はしなくてよい」
第三者に対するバイスタンダー(その場に居合わせた一般市民)対応であれば、不自然な話ではありません。
しかし、これがプールの監視員向けの研修だったら、どうでしょうか?
溺水からの心停止であれば、原因は心臓突然死(心室細動)でなく【低酸素】ですから人工呼吸は欠かせません。ましてやプール監視員は溺水に備えて監視業務をしているわけですから、丸腰の素人とは立場が違います。
プール監視員向け講習で伝えるべきは、「感染防護の準備をして、すばやく安全に人工呼吸を開始するやり方をしっかり身に着けましょう」 ではないでしょうか?
業務対応であっても救助者の安全が最優先ではありますが、冒頭のセリフは明らかに言葉足らずでミスリードを招いています。
受講者立場や属性によって、救命講習で伝える内容とメッセージは変わります。
このマッチングのズレが原因で、人工呼吸省略以外にも、数々の誤った認識が広がってしまっている現状があります。
救命講習で教わった内容は自分の立場・責任に合っていたのか? 信じていいのか?
実際に起きた事故報道や裁判事例を見るかぎり、仕事の一環で救護を行うCPRプロバイダーは、そんな自問をしなければいけない現状が生まれています。
本講では、医学的側面、法的側面、道義的側面の3方向から「救命処置」とその教育内容を見直し、その妥当性を自分で判断できるための基礎理解を目指します。
救命講習は、所属団体ごとに定形プログラム化していることがほとんどですが、それは誰を対象としたものかを意識して教えていますか?
企業や団体からの依頼講習のとき、受講対象にあわせて内容やメッセージをアレンジしていますか? 医療従事者向けの一次救命処置研修なのに口対口人工呼吸を指導している、なんてことがないでしょうか?
本講では、救命講習を受講対象によって下記の3層に分けて解説していきます。
救命法を伝えるインストラクター/指導員としての責任についても考えます。
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