神奈川県横浜市内で、現場主義の実践的な救命講習を展開しています。
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2024年 12月18日(水)
受講者募集中
会場:かながわ県民センター
(横浜駅より徒歩5分)
バッグバルブマスク(BVM:通称アンビューバッグ)人工呼吸法にフォーカスしたBLS横浜オリジナルの救命講習です。
市民向けの簡易救命講習では省略されがちな人工呼吸ですが、人が生きるために呼吸は欠かせません。
新型コロナウイルス渦を経験した今、医療資格の有無を問わず、本気で助けたい人にはバッグバルブマスクを使えることは重要です。
※本研修はプロフェッショナル向けですが、受講に際し、医療従事者免許は必要ありません。
医療現場等、プロユースの人工呼吸標準デバイスであるバッグバルブマスク(BVM)と、成人/小児/乳児マネキンを使い、下記の知識と技能を習得します。
※傷病者評価の仕方(心停止判断)と胸骨圧迫の指導/練習は含みません。救命講習やBLSトレーニング受講経験がない方の参加はご遠慮ください。
近年の心肺蘇生法講習では、人工呼吸はしなくてもよい、と教えられることが増えてきました。
それは通りすがりの立場(バイスタンダーと言います)の人に、少しでも救助活動に着手してほしい、という社会啓蒙/普及のための方略ですが、生理学的に見たときには、本当に人工呼吸をしなくてもよいケースというのは、多くはありません。
特に医療従事者のような専門家向けの心肺蘇生法の中で、人工呼吸不要と言われたことは、かつて一度もないという事実は知っておくべきです。
CPRの目的は、機能不全に陥った心肺機能を人工的に肩代わりして、体内の組織細胞に酸素を届け続けることにあります。
溺水や窒息、アレルギーによる上気道狭窄などによって低酸素から心停止になった場合は、血中酸素が枯渇してるため、胸骨圧迫だけでは、細胞への酸素供給が難しい点はご理解いただけるかと思います。
2008年にアメリカ心臓協会が世界に向けて提唱した Hands only CPR では、人工呼吸を省略できるのは「病院外で目の前で卒倒した成人傷病者」のみであり、低酸素症が疑われるような下記の場合は、適応外とされていました。
心臓突然死(突発性の心室細動)で、Hands Only CPR で始めたとして、いつまでも血中酸素が残っているわけではありません。
町中なら救急隊が来たら必ず人工呼吸を実施します。
つまり、人工呼吸の開始が遅れるのはやむを得ない場合がある、というだけであって、人工呼吸は不要なのではありません。脳損傷のリスク、つまり社会復帰率を考えたら、可能な限り早く人工呼吸を行いたいという事実に変わりはありません。
バイスタンダー育成のための市民向け救命講習は、練習不足の部分を「愛と勇気」で押し切る傾向がありますが、学校教職員や保育士、医療従事者向けの救命トレーニングは、十分な練習に基づいて「自信と冷静な判断」を目指したいものです。
コロナ渦を経験し、今なお新型コロナウイルス感染症が残存する現代において、安定的に人工呼吸を実施できるデバイスは、バッグバルブマスクをおいて他にありません。
接触感染ではなく、呼気からの飛沫感染の可能性を考えると、BVMでも万全とは言えませんが、リスクの低減ではベターであるのは間違いありません。
医師、看護師、救急救命士がバッグバルブマスクを使うことに異論はないかと思いますが、医療者免許を持たない市民救助者がバッグバルブマスク人工呼吸を実施することに問題がないのか?
そんな疑問や問い合わせをよくいただきます。
この点については、下記ブログ記事で詳説していますので、ご一読ください。
同じ話は講習中にもさせていただきます。
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