NCLS - 看護師に必要な新しい BLS コース

- 生命危機〜BLS〜ALS|急変対応総合研修 - operated by BLS横浜



「看護師の急変対応はBLSからでは遅い! そしてBLSでは終わらない」

そんなキャッチコピーで、主に病棟看護師の業務を想定して、院内急変対応を総合的に1日で学ぶプログラムです。

 薬剤投与やモニター除細動器、気管挿管介助といったICLS的な要素と、心停止前の生命危機兆候の評価という PEARS® の要素を盛り込んだ「はじめの一歩」に最適なコースです。


NCLS横浜-ナースのための急変対応総合講習pears-bls-acls

開催日
場所
時間
募集状況
5月26日(月)
横浜駅 徒歩5分
10:00-17:00
受講者募集中
6月10日(火)
沖縄県 那覇市
10:00-17:00
受講者募集中


既存の様式化されたBLSトレーニングを根本から見直し、看護師の臨床の実際の動きから逆算して講習を再設計しています。


医療現場で看護師に必要な急変対応を、シミュレーションとディスカッション中心の6時間コースにまとめました。


NCLS で見直した一般的な BLS 研修の 課題/限界点 の例

  • 院内急変はBLSでは終わらない。ALS(二次救命処置)に続く
  • 心臓突然死前提で、様態変化からの心停止判断という視点がない
  • 心電図/血圧計/SpO2等モニター下での心停止の認識が含まれない
  • 院内心停止の8割は除細動[AED]適応外という事実との乖離
  • 心停止の概念、特にPEA 無脈性電気活動の理解をカバーしていない
  • 院内急変想定なのにBLS実施はなぜかベッドではなく床

生命危機 → BLS → ALS(二次救命処置) をカバー

BLSを基軸に、心停止前の生命危機の観察の視点と、BLSの一歩先のモニター除細動器と薬剤投与、気管挿管介助までを含めて訓練していきます。

既存の成人BLS講習に加えて、心停止予防の PEARS® の視点と、BLSのあとに続く二次救命処置 ACLS の要素が含まれます。

入院患者の急変対応の全体像を俯瞰できる総合急変対応トレーニングとなっています。


NCLS-看護師に必要な新しいBLSコース by BLS横浜


NCLS コースの内容

看護師に必要な急変対応を”お作法”として型を学ぶのではなく、”理解し実践する”を目標に、講習の6時間はシミュレーションをベースに、実践から学んでいただく形式になります。

必要な知識面の習得は、事前のテキストの読み込みならびにオンライン上の動画教材から、自習の上でご参加ください。

講習当日はディスカッションで内容理解を確認しつつ、シミュレーションとその振り返り(デブリーフィング)により、理解の定着と実践行動レベルに持ち上げていきます。

主な内容

蘇生科学

  • 心停止の理解と蘇生のしくみ
  • 除細動の原理
  • 院内心停止の原因把握

呼吸管理セッション

  • 呼吸停止のメカニズム
  • 呼吸状態の評価
  • 経口/経鼻エアウェイ
  • 気管挿管介助
  • バッグバルブマスク人工呼吸

CPRセッション

  • 心停止の認識とCPR開始判断
  • 質の高いAEDを実施できる
  • AEDの使用判断と操作

初期評価/判断

  • 生命危機の体系
  • 第一印象による初期評価とA-B-C-D-Eアプローチ
  • メンバーとの情報共有

心停止アルゴリズム/総合シミュレーション

  • CPR開始後の質の管理
  • 心停止アルゴリズムを判断し実践できる
  • チームダイナミクス
  • 蘇生に用いる薬剤の適応と判断
  • 心拍再開後の評価と報告

NCLS の受講対象

主に病院内の病棟勤務看護職を受講対象としてコース設計されています。

受講にあたり、テキストとオンライン動画による事前学習が必須となりますが、他のコース受講歴や臨床経験の多寡は不問です。

BLSでは終わらず、薬剤投与やモニター除細動器を使った二次救命処置に進行する想定のため、クリニックや産業保健室、保育園看護師など病院外で活躍する方にはややオーバースペックな内容となります。

弊会や提携サイト Child Lifes で PEARS® プロバイダーコースと ACLS プロバイダーコースの両方の受講経験があるにとっては、ほぼ既習の内容となりますので、新たに受講いただく意義は薄いかもしれません。この場合、正規受講ではなく「チームメンバー役」としての参加をおすすめします。


NCLS の限界

本コースは法的な業務範囲として、日本の看護師免許を前提としています。

二次救命処置に関わる可能性がある救急救命士や臨床工学技士、臨床放射線技師、理学療法士、薬剤師等コメディカルの方もご参加いただけますが、業務に必ずしもフィットするわけではない点、ご了承ください。

また、医師は受講対象外としています。ACLS プロバイダーコースをご検討ください。

病院内で発生した 成人患者 の急変〜心停止を想定しています。小児急変は扱いません。保育園看護師や小児科看護師の方は、PEARS®PALS プロバイダーコースをご検討ください。


BLSプロバイダーコースか、NCLSか?

成人患者を前提とした急変対応の全体像 を学びたい方は、その入口として全体像を俯瞰できる NCLS をおすすめします。

AHA-BLSプロバイダーコース は心停止してからの一次救命処置のみで、それに続く二次救命処置と心停止予防のための観察の視点は含まれません。

またNCLS は講習中の講義はなく、技術練習が中心となりますので、蘇生科学をきちんと理解したい方、BLS指導に携わる方などは、知識面でのサポートも含む AHA-BLS コースをおすすめします。

また小児/乳児蘇生、窒息解除法を含むのも AHA-BLS だけの特徴です。



NCLSコースの概要

コース名 NCLS - 看護師に必要な新しい BLS コース
急変対応.net(CODEBLUE)監修
コース内容

・蘇生科学
・呼吸管理セッション
・CPRセッション
・初期評価/判断
・心停止アルゴリズム/総合シミュレーション

※主にシミュレーションとディスカッションで進行します。
参加資格・条件
  1. 主に病院に勤務する看護職(医師は受講対象外)
  2. NCLSテキスト(製本版もしくはPDF版)をコース当日に持参していること
  3. 事前学習の上、online事前テストを修了していること
 →お申し込み後のお伝えする事前学習onlineページ内にテストがございます。
受講料 ¥22,800-¥15,400-
※BLS横浜でAHAコース受講歴がある方は¥13,200-
テキスト NCLS-PEARSとBLSとACLSの内容を含むナースのための急変対応総合講習必ず下記のいずれかをご購入ください。PDF版はタブレット端末等で講習当日に閲覧できる形でお持ちください。
 ⇒ NCLS 公式テキスト(紙媒体) ¥4,250-
 ⇒ NCLS 公式テキスト(PDF) ¥3,850-
コース時間 約6時間
事前試験 あり(online)
事後試験 あり(online)
実技試験 ありません
修了証

NCLS修了証コースを受講し筆記テストに合格するとコース開発元である CODEBLUE より修了証が発行されます。修了証の有効期限は2年間です。

コードブルー



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