ACLSインストラクター・エッセンシャルコース

Advanced Cardiovascular Life Support Instructor Essentials Course


AHAインストラクターコース提供停止のお知らせ


2023年度を最後に、新規のAHAインストラクター養成事業から撤退しました。

インストラクターが独立するまでの活動支援や訓練の場の提供は引き続き行っていきますが、インストラクターコース開催、インストラクターの認定、更新モニタリング等は行いません。

以下、2023年までの内容となりますので、ご了承ください。



ACLSインストラクター資格取得のための第一歩となる集合研修プログラムです。

アメリカ心臓協会のACLSインストラクターになるためには、次の2つのステップが必要です。

 1. ACLS Instructor Essentilas
 2. 教育実習+モニター評価


この前半部分にあたる集合教育を1日で開催します。
(2018年7月から、日本国内ITCでは事前のonlineコースは不要となりました)


2022年6月2日(木)

ACLSインストラクター・エッセンシャルコース
終了しました



AHA ACLSインストラクターは、アメリカ心臓協会の公認ACLSプロバイダーコースで指導をし、受講者に対してACLSプロバイダーカード(コース修了証)を発行できるAHA公認資格です。

BLS横浜では、プロフェッショナルの心肺蘇生法・救急法指導員として、地域に救命の連鎖を拡げることに熱意を持たれる方のACLSインストラクター資格取得を応援しています。




AHA ACLSインストラクター資格ピンバッジ

病院内ACLSトレーニングサイト設立支援

近年、国際医療機関機能評価(JCI)取得のために、病院のクリティカル領域の医師と看護師にACLSプロバイダー資格を取得させる病院が増えてきています。

2年毎のプロバイダー資格更新を考えると、外部委託を続けることの限界を感じ、病院としてAHA-ACLSトレーニングサイトを設立するケースも出てきました。

BLS横浜では、病院への出張講習としてACLSインストラクター・エッセンシャルコースを開催し、その後、病院内でのACLSプロバイダーコース開催を支援しつつ、最終的には病院職員だけでACLSプロバイダー認定ができるようにサポートしていきます。


ACLSインストラクターとしての個人活動

BLS横浜では、基本的にはACLSコースを開催していく活動拠点がある方の独立支援を行っています。地域活動拠点を作ることを考えている個人も受け入れますが、独立のビジョンがない方は、他のトレーングサイト活動型の活動拠点でインストラクターになることをお勧めします。

BLS横浜が開催するACLSプロバイダーコースにアシスタント参加することで研鑽を積んで頂くこともできますが、最終的には独立インストラクターとして巣立っていくことが前提となります。


AHA ACLSインストラクターになるためのステップ


1.前提条件

 ・18歳以上
 ・二次救命処置が職務範囲である医療従事者であること
 ・煙草を吸わないこと(厳密にはコース期間中の禁煙を守れること)
 ・教えることで自分自身を高めていこうという意欲があること
 ・AHAインストラクターとしてAHAの指針・基準にそった運営ができること
 ・英語、特に読解を毛嫌いしないこと(得意である必要はありません)

2.プロバイダー資格の整備

有効期限内の ACLSプロバイダー 資格を持っていること。

3.提携(帰属)許可の取得

現在、日本には9つのAHA国際トレーニングセンター(ITC)が存在します。

AHA規則として、インストラクター・エッセンシャルを受講する前に、ITCへの提携許可を得ることが求められています。BLS横浜のサポートでACLSインストラクター資格を取得する場合は、Vital Net Japan AHA国際トレーニングセンター(VNJ-ITC)との提携となります。(他トレーニングセンターでの活動を制限するものではありません)

インストラクターになることを希望する方には、事前にコース見学等に来てもらい、そこで面談の上、VNJ-ITCとの提携の妥当性を相談させてもらっています。


(BLS横浜では、米国ハワイ州の American Medical Response トレーニングセンターのUSプロバイダーカードも発行していますが、インストラクター認定に関しては、日本国内のVNJ-ITCのみのサポートとなります)


4.ACLS Instructor Essentials 修了

AHA-ACLSコースを指導するための教材の使い方、指導法の実際を学ぶクラスルームスタイルのプログラムです。約8時間の対面講習で、最後に25問4択式の筆記試験があります。

費用は受講者人数・会場費等によりますが、一人あたり概ね4〜6万円程度です。別途 ACLSインストラクターマニュアル(12,650円)を各自ご購入ください。

単独自主コース開催のためには ACLS コースデジタルビデオ(10,560円)も必要となりますが、インストラクターコース参加時点では必須条件ではありません。

5.教育実習+モニター評価合格

後日、受講生の前で、実地指導を行っていただきます。インストラクターとして最低限の能力を備え、今後成長発展していく可能性を実証していただきます。モニター評価は1回で終了することもありますが、複数回を要する場合もあります。



以上の5つのステップで、正式なAHAインストラクターとして認定され、アメリカ心臓協会公認の ACLS Instuructor eCard が Vital Net Japan AHA 国際トレーニングセンター(VNJ-ITC)から発行されます。



単独コース開催までの途

ACLSインストラクターカードを手にした時点では、インストラクターとして入り口に立ったに過ぎません。

完全に一人でコースを開催する力を養うために、上級インストラクターの立会いの下で、実地指導訓練を行います。受講者への直接指導、司会進行、講習会全体のマネージメントなど段階的に経験を積んでいき、独り立ちを目指します。

AHA ACLSインストラクターとして、ACLSプロバイダーコースを独立開催するだけの十分な能力があると評価され、トレーニングセンターから(ITC内部資格として)コースディレクターの認定を受けた後は、上級インストラクターの間接監督下(不測の事態に備えて電話連絡できる状態)で、ACLSプロバイダーコースを開催し、ご自身の名前でAHA公式プロバイダーカードが発行できるようになります。



インストラクター資格更新要件

AHAのインストラクター資格は、プロバイダー資格と同様2年間です。失効前に更新手続きを行うことが必要です。更新のための要件は、

  • 2年間に4回の指導実績
  • プロバイダースキル維持の証明 (実技試験と筆記試験)
  • インストラクタースキル維持の証明 (再モニター評価)
  • サイエンスアップデートの受講証明 (ガイドライン改訂があった場合のみ)

です。

費用として、インストラクターカード発行手数料が2年毎に発生します。

またガイドライン改訂により教材が一新された場合は、インストラクター活動を続ける以上は、新たな教材を購入する必要があります。



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