神奈川県横浜市内で、心肺蘇生法(BLS/CPR)指導者育成を行っています
【限定開催】
参加申し込みフォーム
2023年 5月8日(月)
18:30〜20:00
締め切りました
会場:かながわ県民センター
(横浜駅より徒歩5分)
※ 同日、10:00-17:00 救命のプロのための BLSプロバイダーコース も同時募集中です。実技も含めて学びたい方はこちらもどうぞ。
心肺蘇生法とAEDが広まり、救命できたというニュースをよく耳にするようになりました。
その反面、救急法に関するまちがった情報や不適切な理解が拡散し、トラブルや法的問題を懸念する声も広がりつつあります。
そして実際に裁判も起きています。
例えば、救命講習では、次のように教わることがあります。
「感染の危険があるから、人工呼吸はしなくてよい」
善意を前提とした一般市民の普及啓蒙講習だったら、それでいいでしょう。
しかし、これがプールの監視員のための安全管理研修での言葉だったら、どうでしょうか?
救命という目的からすると一刻も早い人工呼吸開始が求められるケースです。ましてや救護業務のための研修であれば話は違ってきます。
業務対応であっても救助者の安全が最優先ですから、完全に間違っているわけではありませんが、明らかに言葉足らずでミスリードを招いています。
正しくは、「感染防護の準備をして、すばやく安全に人工呼吸を開始するやり方をしっかり身に着けましょう」 ではないでしょうか?
受講者立場や属性によって、救命講習で伝える内容とメッセージは変わります。
このマッチングのズレが原因で、人工呼吸を省略以外にも、数々の誤った認識が広がってしまっている現状があります。
救命講習で教わった内容は自分の立場・責任に合っていたのか? 信じていいのか?
実際に起きた事故報道や裁判事例を見るかぎり、仕事の一環で救護を行うCPRプロバイダーは、そんな自問をしなければいけない現状が生まれています。
本講では、医学的側面、法的側面、道義的側面の3方向から「救命処置」とその教育内容を見直し、その妥当性を自分で判断できるための基礎理解を目指します。
救命講習は、所属団体ごとに定形プログラム化していることがほとんどですが、それは誰を対象としたものかを意識して教えていますか?
企業や団体からの依頼講習のとき、受講対象にあわせて内容やメッセージをアレンジしていますか? 医療従事者向けの一次救命処置研修なのに口対口人工呼吸を指導している、なんてことがないでしょうか?
本講では、救命講習の違いを下記の3層に分けて解説していきます。
そして救命法を伝えるインストラクター/指導員としての責任についても考えます。
飛沫感染、接触感染、ソーシャルディスタンス。
救命処置はその実施にリスクがあるだけでなく、トレーニングでも受講者同士の感染リスクは発生します。
徐々に戻りつつはありますが、コロナ禍を受けて、市民向け救命講習は全面中止もしくは、人工呼吸は省略した形で開催されているようです。
米国のアメリカ心臓協会AHAは2023年6月から、救命法トレーニングをコロナ前の標準のやり方に戻すとの通達が出されました。日本ではまだ過渡期にあるとは言えますが、コロナ渦を経験した今、そして今後の心肺蘇生法講習の在り方を考えます。
内容(予定)
※レクチャーとディスカッションによる座学です。マネキンを使った実習はありません。
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お問い合わせ: BLS横浜
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